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●モルタル 左官工の技術が織りなす、美しい外壁 湿式の外壁仕上げの方法で、元々は隣家の火事の延焼を抑える為に普及したのではないかと言われている。 塗り方によって様々な表情を作り出す事ができ、外観に個性を持たせたい方から支持されることが多い。 職人の技量によって善し悪しが大きく左右される。 施工によっては雨漏れやクラックが懸念されるので、規定が細かく定められている。
●サイディング 数多くのデザインが選べる、バリエーション豊かな外壁材 サイディングには窯業系と金属系の2種類があるが、「サイディング」と言うと、一般的には窯業系の事を指す。 主にセメントと繊維質から成り、窯で高温で圧力をかけながら成形し、工場や現場で着色する。 サイディングはデザイン性が良く、様々なバリエーションが存在する。 メンテナンスは10年程度で塗り替え、30年程度で張り直しが必要だが、それ以上につなぎ目のコーキングは5~7年程度で劣化し、隙間が空いたりしやすいので、外壁の塗り直し以上に気にする必要がある。
●パワーボード(写真準備中) 様々な性能が非常に高い、優秀な外壁材 内部に気泡を含んだコンクリート、「水に浮くコンクリート」で宣伝されていた時期がある。 防火性、防音性、遮熱性、耐久性に非常に優れた外壁材である。 サイディングの張替がおよそ30年に対して、パワーボードは60年以上と非常に長い。 外見はサイディングと似ているため、見分けがつけにくい場合がある。
●土壁(写真準備中) 調湿性がある、古くからの壁材 土と藳スサが主原料で、日本でも古くから使用されてきた壁材。 防音性、遮熱性に優れ、調湿性があるため、日本の風土に適しているが、非常に多くの手間と時間がかかり、左官の技量に大きく出来が左右される為、現在ではほとんど採用されていない。
●タイル 耐久性が高く、人気の高い外壁材 粘土や石材を細かく砕き、焼き固めて作る壁材。 材料自体の耐久性、耐候性、メンテナンス性に非常に優れている。 反面、地震の際の剥離や下地材の劣化状況が分かりにくい等の問題もあるので、使用には注意が必要である。
●板壁 木材と言う味のある材料で作る壁 木材で作る外壁で、非常に趣のある材料である為、温かみを感じる事が出来る壁材。 元々は雨のかかる地面付近の土壁を保護するために板を張られた事が始まりと言われているが諸説ある。 木材の為、反りや乾燥での収縮から、割れが生じる可能性があるので、ある程度厚みのある材料を使用したい。 また、木材なので防火地域等で使用しにくいと言った部分がある。
●雨樋 あまり目立たないが、外壁等を汚れから守る役割も併せ持つ部材 屋根に降った雨水を排水するための部材。 家の構造上、雨樋が無くても問題はないが、屋根から直接地面に雨水がたれると、地面に落ちた雨水が跳ね返り、外壁を汚す等の問題があるため、外観を美しく保つためにも必要不可欠な部材となっている。 樋受け金具等を介して釘、またはビスで固定するのが一般的。 枯葉等がつまり、排水機能が損なわれてしまうことがあるので、定期的に点検、清掃するのが望ましい。