瓦施工の昔と今

前略海老原です。

今回は、瓦施工の昔といまの違いについて少々説明します。

写真は、三州瓦スーパートライの特徴であります防災部分です。上下の瓦がかみ合わさることにより地震や台風でもずれ落ちない仕組みになっています。。さらに瓦本体をステンレス釘で固定して仕上げていきます。

この写真は、防災瓦が発売される前の施工なのですが今回の台風で瓦がずれ落ちた事例です。防災瓦でないものですが釘止めしていれば防災瓦でなくてもずれたりはしなかったと思います。

今は、平板瓦や和瓦は防災瓦になっています。でも釘止を怠ると防災瓦でもずれ落ちたりすることがあります。

私が入社した当時は、職人によって釘打ちすることを嫌がる人もいました何故かというと釘を打つことで屋根に穴が開くのでそれにより雨漏りの原因をつくってしまうからです。ハウスメーカーの指示がない限りほとんどの職人さんは、釘止め施工はしてなかったと思います。

今回の台風被害のほとんどが築20年以上の物件が多い気がします。瓦万年手入れ毎年という瓦業界でいう言葉がありますが、10年ごとに屋根の手入れをしていれば少しは屋根材が飛ばされたりするがことが防げたかもしれません。(個人の意見です)

でも、定期的に手入れをしたり、メーカーのマニュアル通り施工していても飛来物がぶつかっては瓦も、サイディングも壊れてしまいますけどね。

 

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