#外壁屋が教える外壁通気工法!

今回のフレッシュ眞鍋チームからは外壁の通気に関してお話ししたいと思います。

先ず、このアイキャッチ画像ですが奥の方へ吸い込まれそうな感じがしませんか?既にお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが実はこれ外壁材を接写した画像なんです。たまたまなのですが至近距離斜めから撮影したところ柄の特性上細い櫛引柄なので不思議な感じに撮れました。

さて、本題ですが通気と一口に言っても様々な役割や目的に応じて用いる建材や施工の仕方がたくさんあります。詳しく専門的な説明を延々とするよりも今回は一般的にも弊社でも普段良く使用している建材と用途についてご説明します。

そもそも外壁通気(目的)とは?

外壁材メーカーニチハ資料引用

大きな目的は上記の通りです。

通気させるためには当然空気の出入り口が必要になります。

 

まずは代表的でポピュラーなものから・・・

軒裏有孔ボードについて

です。

この画像のものが軒裏有孔ボードです。一般的によく見かけると思います。住宅の軒裏天井を見上げるとこのようにたくさん穴の開いたボードが所々に設置されているのを見たことがあるかと思います。この穴から空気が出入りすることで通気が確保されています。なかなか普段意識して見ることは少ないかとは思いますが通気のための様々な建材がある中でも一番ポピュラーな建材だと思います。単なるデザインとかではなくてちゃんと意味があるのですね。

 

次はバルコニーの下端などに用いる

オーバーハング水切りについて

です。

※オーバーハングとは、下の階よりも上の階が張り出した部分を言います。

この画像のように外壁を伝う雨水の水切りと下端から空気を取り入れ通気を行う2役を兼ねているのがオーバーハング水切りです。一昔前は外壁材と軒裏天井材を摺り合わせた納まりが主流でしたがそれでは通気が行えないため現在はこういった納まりが主流となっています。

ちなみにこの画像の軒裏天井材は木目調です。インパクトを与えかっこいいです。最近はこういった軒裏天井材も流行っています。

 

最後に上記のオーバーハング水切りとセットで使用している

笠木通気材について

です。

こちらは先にご説明をしたオーバーハング水切りの上部に用いてバルコニーであれば笠木の部分に取り付けます。すなわちオーバーハング水切りが空気の入り口に対してこの笠木通気材は出口になります。下から流入した空気を上で排出するイメージですね。

さて、今回は日常的に使用している代表的な通気方法についてご説明いたしましたが他にも多種多様な通気のための建材がたくさんあります。もしこの記事をお読みになって我が家は大丈夫か?こうなっていないなどありましたらぜひご相談ください。

家を長持ちさせるには通気は必要不可欠です。季節柄、年末の大掃除のついでに家の周りをぐるっと見回ってチェックしてみると良いかも知れません。

これで今年最後の更新となります。一年間有り難うございました。来年は新しい時代の幕開けの年になります。いろんな意味で更にパワーアップ✊して頑張っていきたいと思います。 皆様も良いお年をお迎えください🎍

 

 

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