3重に葺いた屋根材で結露

昨今、雨量の多い雨が続くことも多くなったからでしょうか?屋根の雨漏りを見てほしいとの依頼が増えているような気がします。

今回は古いお宅ですが、新築当時から屋根から雨漏りがしていたので、既存の屋根材の上にカバーで金属縦葺きの屋根材を葺いたところ、その後も雨漏りが止らないのでその上に更に横葺きタイプの金属屋根材をカバーしたそうです。

写真わかりますかね!
スレート屋根材の上に縦葺き金属屋根、横葺き金属の順番に施工されています。

 

 

結果、全ての屋根材を剥してみてわかりましたが、雨水の侵入による雨漏りが原因もありましたが、それだけではなく、屋根の小屋裏空間の空気を外部に放出せず、湿った空気が小屋裏の中で金属金物や材木に付着し含有し、その水分が重量を増してくると水滴となりポタポタと天井を伝わり部屋に落ちてきたようです。いわゆる結露とい症状になります。

 

 

写真真ん中にある少し持ち上がっているのが換気棟という商品です。これを付けることにより天井裏の湿った空気を外部に出すことができるため結露予防が出来ます。湿った空気とは温かい空気の為、上昇し換気棟から排出されていきます。

 

真冬の結露は特に北面の屋根が日中温められる代わりに日が落ちると同時に一気に小屋裏の空気が冷やされます。冷やされると空気は全体的に温度の低い方に吸い寄せられるように移動し、あらゆるところに水滴となり付着していきます。この状態が毎日繰り返されることにより水分を含有した野地板は腐朽し、金属部分は錆びたりします。そうなってからでは大金をつぎ込んで手に入れた大切な家が気づかないうちに劣化してしまうケースが多々見受けられます。

一度屋根工事専門の弊社コトブキにお問い合わせいただければ屋根点検を兼ねて調査し、より正しい方向でのお打合せをさせていただきます。

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