屋根の結露対策

結露という言葉は聞きますよね。
結露にも。夏型結露、冬型結露があります。
今回の事例は秋口に住宅の引き渡し後、半年もたたないで屋根に結露が発生した事例を紹介します。

 

新築のこの屋根のある一部分だけが結露発生しました。

 

 

 

ご家族で新築を建てられ、小屋裏にロフトを設け、子ども含めて5人でそのロフトで就寝する毎日だったようです。新築されたご家族にとってはロフトがあるお家にいるだけでもウキウキするし、秘密基地で寝られるような感覚で楽しいですよね!
しかし、冬場はどうしても空気が乾燥するため加湿器で室内の乾燥を押えていたようです。5人で就寝するという事は、5人分の呼吸によりかなりのの水蒸気がでます。そして加湿器でガンガン水蒸気を発生させます。その水蒸気はどこに消えるかというと天井から侵入して屋根の野地板へと水分が付着していきます。

温かい水蒸気は空気より軽い為、室内からの上へ上へと行きます。その水蒸気は物体に付着していくため、天井から野地に浸みこんで時間と共に木が含んだ水分により腐朽菌が発生しカビが生えてきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

室内の壁に水の落ちてきた形跡がつき、雨漏り発生と言われてしまいますが、実は結露が原因の事が大変多いのです。
検証する為、一応屋根材を剥し下地の防水紙をめくって様子は見ますが、防水紙の下の野地板だけが写真のように濡れていますね。こうなると間違いなく結露と判断できます。

 

このような場合には、野地を張替、その後大棟部に換気棟を設置することをお薦め致します。換気棟を設置することで室内の暖かく湿った空気は換気棟から排出されるため、湿った空気は外部に吐き出されていきます。

 

 

 

 

 

上記写真のように穴を開けてしまえば問題は解決します。新築時に住まい手のライフスタイルに応じて屋根の仕組みも変えていかないとおお事になる可能性も有りますね。屋根に穴を開けると聞いて?と思いますよね、雨が入ってしまうんじゃないかと・・
ご安心下さい!屋根に穴は空けますが、屋根専用の換気棟を使用する為、水が室内に入らないような設計になっています。

 

コトブキでのお薦めはやはりリフレクティックス工事(遮熱工事)をすることにより室内と室外の空気を遮断することで温度差による結露を防止させる。なおかつ真夏には外気と室内温度が10°~12°も下がりますのでエネルギーの仕様も減るため、一石二鳥に遮熱と結露対策が可能になります。

*詳しくは一度コトブキへお問い合わせください!

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