屋根の耐久性を科学する – 研究が明らかにした驚きの知見!!10年目の真実!!

皆様こんにちはコトブキの古中です。
もう今年も早いもので年末です。皆様もよいお年をお過ごしください

年末年始は寒さと乾燥が凄いので体調管理にもお気を付けください!!

 屋根の研究会に参加してきました!!

さて今回、某建築研究所で屋根の研究会に参加してきましたので共有したいと思います

それぞれの屋根材がどのように経年劣化するのかを徹底的に分析されていました!!

大変貴重な体験を皆様にお伝えできればと思いブログを書いてみます!!

はじめに

研究会が新築状態から10年間経過した屋根の耐久性について、今回は皆様にその知見をお伝えします。戸建て住宅をお持ちの方々にとって、屋根は最も重要な家の防御線です。

そんな重要な屋根検体の調査を間近で感じてきました!!

材質別の経年変化

環境の影響で屋根材の経年変化が異なります。基本的に考えられるのは、「気候条件」「日射量」「風速」「降水量」などです。今回の調査で私が拝見出来た範囲で下記にまとめてみました!!

瓦屋根

ほぼ劣化無し。瓦桟等も痛んでいる形跡なしでした。瓦桟の上に水気がありますが、水を流す調査をしたため、水気が写真に写っています。屋根を剥がした時にはキレイに乾いている状態でした。ただ瓦桟の廻りのゴミやホコリが個人的には怖いと思いましたので10年に1回程度のメンテナンスは必要かと思いました。   

金属屋根

目立った劣化はありませんが、苔汚れや屋根材のキャップ内に汚れがあるなど錆の要因となる事象が散見されました。裏側の部分的に結露があるなど、放置していると怖い要因がありましたので換気量、通気をしっかりと新築時に取り入れる事が重要だと感じた検体でした。

スレート屋根

10年で塗装などメンテナンスが推奨されるだけあり、4つの屋根材の中では1番劣化が見受けられました。色の劣化や苔汚れなど、水の侵入も多く、5年以降は1年に1度は屋根の状況を確認する事をお勧めしたいと個人的には思いました。

シングル屋根材

マニュアル通り施工してあれば、板金の役物であっても本体や下地に劣化と水気の侵入が1番見受けられなかったです。表面の屋根材が劣化しなければ板金のメンテナンスをしていれば問題ない状況でした。ただ剥がす事が難しいので雨漏りなどあった場合は、屋根全面をカバー工法のリフォームを提案されるケースが考えられるのでリフォームのコストが高くなるケースが考えられるなと思いました。

工法や仕様の重要性

今回の検体は、屋根の種類は4種ありましたがその中で各種で、通常施工・通気施工・透湿ルーフィング・改質アスファルトルーフィングを使い同じ屋根でも複数の検体を調査しました。ちなみに今回は北側屋根面の調査でした。

調査していくと、通常のルーフィングのみで通常工法ですと結露や水の滞留箇所が通気がないので心配でした。上記でも出てきた板金屋根の結露や、シングル材の片棟の下地に白カビが成長してしまっていたりと他の検体には無い調査項目がありました。

※カビは貫材に元々付着していた菌が通気が取れていない事で繁殖した結果です。

という事は、新築時に透湿ルーフィングで通気工法や十分な換気材を取り入れる事が屋根の寿命を延ばすのに必要だという事になります。せめて棟換気は使用する事を進めます。

なのでリフォーム時に換気棟が着いていなければ取り入れることをお勧めします。

という風に、「やった方がいい事」というのが家を建てる際、リフォームのタイミングで提案されますが全てを取り入れる事は予算や屋根型などで難しい事が多々あると思います。予算と建物に合った屋根材と工法の組み合わせを選択出来る様に、見積もり依頼や設計依頼をする事が大事ですね。

補足ですが、これにリフレクティックス工事(弊社推奨の遮熱材工事)を組み合わせると建物の寿命延命と機能性もプラスされますのでお勧めです!!

※過去のリフレクティックスのブログもご覧になって下さい。またHPのトップ画面にある遮熱材リフレクティックスの動画もご覧になって下さい!!

https://a-kotobuki.co.jp/information/11533

https://a-kotobuki.co.jp/roofproblems/11873

メンテナンスの重要性

最後に

今回の研究会のような、点検・する事が建物の寿命を延ばすために重要だと改めて思いました。

 

具体的な推奨事項

  • 年に2回の目視点検
  • 専門家による5年に1回の詳細診断
  • 早期の小規模修繕
  • 台風・雪・地震等前後の点検
などなど点検をする事で、異常を発見して相談して解決する流れを作る事で家の寿命を延ばしていくには必要な事です。
是非、屋根のお困り事でも外壁や内装のお困り事でもありましたらお気軽にコトブキまでご相談ください!!
また今回の研究会を間近で見れたことは、大変貴重で良い経験となりました。そんな貴重な経験をしてる社員が多数おりますので自信を持って点検とご対応させていただきます!!
では、今回は失礼します。お問い合わせは下のタグか電話番号からお願い致します!!
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